【ダイエット】痩せる油って聞いたことありませんか?【食事制限】
2026/08/20
こんにちは。
パーソナルトレーニングジムbreeze(ブリーズ)西新宿代表の萩原智之です。
SNSを見ていると「痩せる油・太る油」といった表現を見かけることがあります。 一見すると分かりやすく魅力的な言葉ですが、 そのまま受け取るのはちょっと違うと思いまして。 ということで、本日は痩せる油という発信について語ろうと思います。 まず押さえておきたいのは、 油=脂質はすべて高カロリーな栄養素であるという点です。 種類に関係なく、脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持っています。 つまり、「体に良い油」であっても、 摂取量が増えれば体脂肪の増加につながるという事実は変わりません。 この前提を無視して「この油なら痩せる」と考えてしまうのは、 やや危険な捉え方です。 とはいえ、油の“質”に意味がないわけではありません。 脂質にはいくつかの分類があり、それぞれ体への影響が異なります。 例えば、常温で固体の脂は飽和脂肪酸、液体のものは不飽和脂肪酸に分けられます。 また、不飽和脂肪酸はさらにオメガ3・オメガ6・オメガ9といった種類に分類されます。 この中でも、現代の食生活で問題視されやすいのがバランスの偏りです。 特にオメガ6系脂肪酸は加工食品や一般的な調理油に多く含まれており、 過剰摂取になりやすい傾向があります。 一方で、魚に多く含まれるオメガ3系脂肪酸は不足しがちです。 このバランスの乱れは、体内の慢性的な炎症に関与すると考えられており、 結果として代謝の働きにも影響を与える可能性があります。 そのため、日々の食事では「どの油を選ぶか」という視点は確かに重要です。 例えば、調理に使用する油を見直したり、魚を食べる頻度を増やしたりすることは、 健康面でプラスに働く可能性があります。 ただし、ここで誤解したくないのは 「良い油を積極的に増やせば痩せる」というわけではないという点です。 あくまで基本は総摂取カロリーのコントロールにあります。 揚げ物の頻度を減らす、調理時の油の使用量を抑えるといった “量の調整”が土台にあり、そのうえで“質を選ぶ”という順序が大切です。 また、話題に上がりやすいMCTオイルについても触れておきます。 エネルギーとして利用されやすい特性があることから 「脂肪になりにくい」「痩せやすい」といった印象を持たれがちですが、 現時点ではその効果にはばらつきがあり、 研究の中には商業的な背景が疑われるものも存在します。 一定の条件下では有用性が示唆されているものの、 誰にでも明確な減量効果があると断言できる段階ではありません。 日常的に追加すべき必須の油というよりは、 目的に応じて検討する程度の位置づけが現実的でしょう。 そしてもう一つ大切なのが「減らしすぎない」という視点です。 脂質はホルモンの材料にもなる重要な栄養素であり、 特に女性においては過度な制限が健康面に影響を及ぼす可能性も指摘されています。 結局のところ、「痩せる油」という単純な区分は存在せず、 実際には ・摂りすぎれば体脂肪の増加につながる ・種類によって健康への影響が異なる という二つの側面を併せ持っているのが脂質です。 SNSの発信は、目を引くためにどうしても耳障りの良い言葉がならびがち。
少し斜に構えて受け取るくらいがちょうどよいのかも知れませんね。
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パーソナルトレーニングジムbreeze(ブリーズ)西新宿
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