【ダイエット】活性酸素で老けないためには!【美容】
2026/07/24
今回はお客様からいただいた 「酸化すると何が悪いのですか?」というご質問について書いていこうと思います。 まず、酸化とは何なのでしょうか。 学生時代の理科で習った記憶がある方も多いと思います。 一般的には酸素と結びつく反応として紹介されますが、 化学では電子を失うことや、水素を失うことなども酸化として定義されます。 逆に、電子や水素を受け取る反応は還元と呼ばれますね。 身近な例で言えば、鉄が錆びることや、 火が燃えることも酸化反応です。 では、美容や健康でよく耳にする「酸化」とは何を指しているのでしょうか。 多くの場合、活性酸素が過剰に発生し、 細胞へダメージを与えることを指しています。 活性酸素そのものは悪者ではなく、私たちの体内でも常に作られており、 免疫機能などにも重要な役割を果たしています。 問題になるのは、その量が増えすぎたり、 抗酸化機能とのバランスが崩れたりした場合です。 活性酸素は、呼吸によって日常的に発生しています。 そのほかにも、運動、紫外線、喫煙、飲酒、睡眠不足、心理的ストレス、 そして食事など、さまざまな要因で増加します。 今回はダイエットにも関係する食事について見ていきましょう。 まず糖質です。 健常者を対象に、空腹時に75gのグルコースを摂取してもらい、 活性酸素の変化を調べた研究では、 摂取後に活性酸素の産生が増加することが確認されています。 ピークは摂取から約2時間後でした。 ただし、この実験ではブドウ糖だけを空腹時に摂取しています。 75gのグルコースは、ご飯なら茶碗約1.5杯、ゆでうどんなら約2玉、 6枚切り食パンなら4枚程度に相当する量です。 さらに、通常の食事とは異なり、糖質単独で摂取しているため、 血糖値が上がりやすい特殊な条件で行われた実験という点も 考慮する必要があります。 脂質やたんぱく質についても同様です。 健常者を対象に、脂質のみ、またはカゼインたんぱく質のみを摂取して 活性酸素を測定した研究では、どちらも活性酸素の増加が確認されました。 脂質では摂取後約3時間でピークを迎え、 たんぱく質では約1時間後にピークとなり、 その後は元の水準へ戻っていました。 では、なぜこのような反応が起こるのでしょうか。 一つの理由として、NADPHオキシダーゼ(NOX)という 酵素が関与していると考えられています。 高血糖や血中脂質の増加などをきっかけにNOXが活性化し、 活性酸素が産生されます。 ただ、ここで誤解してほしくないのは、 これは通常の食事でも起こる生理的な反応だということです。 健康な人であれば、体には抗酸化システムが備わっており、 発生した活性酸素は速やかに処理されます。 本当に問題となるのは、高血糖や脂質異常が長期間続く場合や、 糖尿病、肥満などによって代謝異常が生じている場合です。 このような状態ではNOXの活性化が持続し、 活性酸素の産生も過剰になりやすいことが知られています。 そのため、健康な方が通常の食事を必要以上に恐れる必要はありません。 では、酸化ストレスを抑えるためには何を意識すれば良いのでしょうか。 もちろん、喫煙や過度の飲酒を避けることは重要です。 それに加えて、抗酸化機能を維持するための 栄養不足にも気を配りたいところです。 例えば、体内で強い抗酸化作用を持つグルタチオンは、 3種類のアミノ酸から作られています。 そのため、たんぱく質不足はグルタチオンの合成を低下させ、 抗酸化機能にも影響する可能性があります。 また、セレン、亜鉛、銅、マンガンなどのミネラルも、 抗酸化酵素が正常に働くために欠かせません。 これらをバランス良く摂るには、肉や魚、卵、豆類、ナッツ類、 全粒穀物などを偏りなく取り入れることが大切です。 結局のところ、極端な食事制限よりも、 必要な栄養をしっかり摂りながら生活習慣を整えることが、 健康にも美容にもつながるのではないでしょうか。 痩せることは、多くの人にとって「きれいになりたい」という 目的の一つだと思います。 だからこそ、体重だけを追いかけるのではなく、 美しさを保つために必要な栄養まで失わないようにしたいですね。
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