更年期以降の健康寿命のために!変形性膝関節症の方も筋トレはおススメ!
2026/07/20
「膝の軟骨がすり減っていますね」 「少しずつ運動してね。」 整形外科でこう言われても 「もう運動して痛みが強くならないかな」 「自分で運動するの怖い…」と思ってしまいすよね。 ですが変形性膝関節症に対して運動療法は強く推奨されています。 実際、アメリカリウマチ学会(ACR)のガイドラインでは 運動は変形性膝関節症の基本的な治療の一つと位置付けられており その人の状態に合わせて継続できる運動を行うことが勧められています。 ここで大切なのが、軟骨の状態と痛みは必ずしも一致しないという点です。 レントゲンで軟骨のすり減りが見つかっても ほとんど痛みがない人もいます。 逆に、画像上の変化が軽くても強い痛みを感じる人もいます。 つまり、「軟骨がすり減っている=もう動いてはいけない」とは言えないのです。 また、「歩いたり筋トレをしたら、軟骨がもっとすり減るのでは?」 と心配される方も多いですが、 適切な運動が変形性膝関節症を悪化させるという明確なエビデンスはありません。 むしろ、筋力を維持・向上させることで膝関節が安定し、 結果として膝への負担を軽減できることが期待されています。 もちろん、やみくもに運動をすれば良いわけではありません。 痛みが強い時期や、腫れや熱感がある場合には運動内容を調整する必要があります。 変形の程度や炎症の状態によっては、避けた方が良い動作もあります。 お医者さまの診断や治療方針を取り入れながら トレーニングメニューを組み立てることは パーソナルトレーナーにおいても必須の技術です。 整形外科で「どの程度変形しているのか」「炎症はあるのか」 「どんな動作に注意が必要なのか」といった診断内容を確認し その考えを尊重したうえで、その方に合った運動を提案しています。 例えば、深くしゃがむ動作を控えながら椅子からの立ち上がりを練習したり、 膝だけではなく股関節や体幹の筋力を優先して鍛えたりと、 痛みや身体の状態に合わせて内容を調整します。 パーソナルトレーニングの役割は 「痛みを我慢して鍛えること」ではありません。 今の膝の状態を正しく評価し、お医者さまの診断も踏まえながら、 安全に続けられる運動を選び、少しずつ「できること」を増やしていくことです。 自己流では、「痛いけれど頑張れば良くなる」と無理をしてしまったり、 「痛いから動かない」と筋力が落ちてしまったりすることも少なくありません。 専門家と一緒に進めることで、その日の状態に合わせて負荷を調整しながら、 無理なく継続することができます。 変形性膝関節症だからといって 運動をあきらめる必要はありません。 「膝が悪いから運動をしない」のではなく 「膝が悪いからこそ、自分の状態に合った運動を行う」。 医師の診断と運動指導、それぞれの専門性を活かしながら進めることが これから先も自分の足で歩き続けるための大切な一歩になると私は考えています。
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